夜を通り抜けた空が 朝のほとりに辿り着く 紫に薄まってゆく闇 赤く滲む地平線 凍った空気を切り裂く甲高い鳥の鳴き声 冷えた雲は低くゆっくりと漂っている ほんのりとした前兆だった光が 太陽の固まりとなって鮮やかに昇る時 地表は柔らかに目を覚ます 影の…
空は冬に澄んで 雲が雪を連れて来る 掌の中で眠らせて 永遠に春を待つ種 小さな夢を包んだ結晶 花を咲かせるその時まで 静かに 静かに あなたの胸で眠らせて
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