まだ、咲かぬのに 百日紅は幹を切られ 開きかけた蕾をたわわにたくわえたまま 落とされた枝は焼かれた 毎年、紅い花より遅く咲いた 見上げては、いつ咲くか、いつ咲くかと 心待ちにしていた 真白な花だった まるで夏に咲く桜のごとく 一途な可憐を見せてくれ…
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