2008-05-28 頭巾 明け方 小鳥達がさえずる 闇に隠れていた木々を太陽が照らし出す時 そのおしゃべりを聞きたい 何を話しているのだろう 叫んでいる? 自然はいつも 話し掛けているのだと思う けれど 人はそれを聞かなくて 聞こうともしなくて 痛い目に遭い続けて 沈黙ほど、怖いものは無いのに 警告に耳を傾けるゆとりさえ失って あくせくと 無味な物を造っている 一番大切な物は何ですか 重い液体ですか、濃い気体ですか、光る固体ですか 何かが、間違っていませんか 小鳥達は 毎朝 訴えているのかもしれない 聞き耳頭巾が欲しい