熱帯夜の予告で開けた朝 窓際で鳴く蝉に目が覚めた 今年初めての声 場違いの恋唄 肌にじわりと暑さがにじり寄る 群れてなく蝉ならば それは風景にもなるだろう けれど、たった一匹の その身を搾る様な鳴き声は 何処にもとけ込まずに 初夏の朝をかきむしる 暗…
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