「鏡の見る夢」

夢にまで見た夢は夢のまた夢

真珠

あなたが触れる耳たぶに


私が付けているのは真珠のピアス


海の底の暗闇で静かに
優しく育った淡い光の粒


滑らかに白く
肌を飾ってくれる海の雫


私と真珠


愛しい囁きを受け止める
染み込ませる


そしてそっとまぶたを閉じる


懐かしい貝の様に
抱きしめられるのを待っている