「鏡の見る夢」

夢にまで見た夢は夢のまた夢

飛翔

心の底から溢れ出て来る言葉達


叫ぶ


放せ、解き放て、と


私は狼狽えながら

振り絞る様に吐く


誰にも届かない
何処にも辿り着かない




私の芯から解放された言葉達は
空へと消え去って行く


自由


そう
せめて言葉だけは自由であれ
限られた肉体を見捨てて


飛べ


無限を


駆け抜けろ