「鏡の見る夢」

夢にまで見た夢は夢のまた夢

愉悦

あなたは笑っているつもりだろうけれど


私には泣き顔に見えます


投げ遣りな あなたの視線の先には何


虚ろをも通り越して 彼岸の先を想っている様なその横顔


私を放ったらかしにして独りで枯れて行くのですか


例えば
縋り付いて泣いて見せても
あなたは私と目を合わさない


生きていて
楽しいですか


幸せだと思う
ほんの刹那が有りますか


無情と言うならば
言えばいい


私は生物として
寿命を生きます


精一杯の欲を尽くして
生き抜いて見せます


あなたに 思い知らせてあげます


快楽の愉悦