2008-05-07 外方 雨を滴れそうな雲に焦らされて 出掛け兼ねている あなたの為に選んだ靴は赤 私の肌が映える様に 女は狡いから 今日、此の靴が履けないなら あなたに逢わなくても構わないと 気持ちが掠れる まるで シーソーの上を歩く様 往ったり来たり、上がったり下がったり 捕まえられる? 自分自身をすら 操作出来ない そんな心を あなたは 停めて置ける? 雲の切れ目から 零れ出た日差しに 赤い靴が ぽつん 光って向こうを向いている