2008-05-18 守護 私の中に 獅子が眠っている 琴線がふるえるたび その獅子もタテガミをふるわす 目を細めて、欠伸をする でも、起きはしない 時々、目を開けて じっとこちらを見ている 身じろぎをしないでいると また、眠る 彼が立ち上がるのは 私が身の危険を感じた時 何か「ヤバい」ものに、怯えた時 彼は、のったりと起き上がり、しっかりと立ち そして、吠える 怒号する 威嚇などでは無い 声そのものが武器 私の心身をその声が勇気づける 安心しなさい 僕はいつでも、お前を守る 目で、合図する 私は冷静になる そして理性を取り戻す 私の中には獅子が居る 眠っている たまに ごろんと横たわっている