「鏡の見る夢」

夢にまで見た夢は夢のまた夢

殺伐

抱いて


私の背負う罪の重さを受け止める力が有るなら


証明してみせて


私の腕を掴んで放さない死神ごといたぶれるなら


この身体を好きにして


時間が無い


その時が来たら崩れてしまう


誰にも見つからなくなってしまう


抱いて


背骨が仰け反って折れる程


私を抱いて


哀れみなど切り捨てて


朽ちるまで抱いて


瞬きすらしなくなったなら


未練なんか要らない


忘れる様に捨てて