「鏡の見る夢」

夢にまで見た夢は夢のまた夢

役者

抱えた狂気の


その滑稽さを笑え


誰にも見えぬ荷物


何をそんなに重そうに引きずるのかと


自分を笑え




パントマイムの役者の様に


無い物を有る様に演じられるのなら


有る物を無い様に演じればいい




愚かだと罵る者が居たら


その者を嗤え




束の間の人生


悲劇も喜劇も


演じるは


自分次第