「鏡の見る夢」

夢にまで見た夢は夢のまた夢

伝言

遠い日の記憶も借りて


私は歌を歌う


視線を真っ直ぐに前を向いて


今の言葉の形で歌を歌う


旋律は無い


こどもの頃に母と歌った歌は


もう、どこかに仕舞い込んだ


私は自分の言葉で歌う


それはつぶやきになり、会話になり、詩になって


あなたに届けと願う


黙っていても歌う


歌い続ける


私が思った事、考えた事、気持ち、気分


伝われ  伝われ