2008-06-03 細胞 硝子の球体 に、閉じ込めている思いを一つ取り出す為に 潰す 私は指先に少し傷をつける 血が滲む 硝子は薄くて、脆くて、でも硬くて 怪我をしないと、中のものを出せない理不尽 包み隠している様で、透き通って見える思い 壊すと痛い でも壊さずにいられない 誰かに自分を伝える為に、あえて晒す心の内側 いっその事、全部を踏みつぶしてしまいたいけれど そんな事をしたら抜け殻になるかもしれない 妙な所で臆病風が吹く 大胆に武器を振り回す私に 隠れた硝子の細胞 鎧で守っているそれは、あまりにも小さすぎて 悲しすぎて