2010-03-22 室内 遮断された光が地団駄を踏む 束の間の視線を投げかけたその先は 時間を追いかける引きつった空間が広がる 風景に酔ってはいけない 全てはいつか壊れる 今は刹那に過去となる どんな感情も鮮度を保ったまま 記憶するのは難しい 座っている椅子が、昨日の物と同じだと 誰が証明出来るだろう 崩れてゆくから思い出になる 何もかもを憶えていたなら それは拷問に等しい